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「コスト削減」取り組みを始める前に(ヒント集)
2021/10/23
1. 購買実態の把握、対象とする品目の選定
2800万円=8.75億!?間接経費のコスト削減がもたらすメリット
間接経費のコスト削減は利益を上げる
会社経営において、利益を上げることは非常に重要な課題です。
利益を上げるためにまず取り組むことは「売上を上げる」だと思いますが、その他に「経費を減らす」ことも有効な手段となります。
経費といっても、「直接経費」と「間接経費」の2種類があります。
今回はその2つの中でも間接経費に焦点を当て、改めて「間接経費のコスト削減を行うメリットとは何か?」を詳しくお話しいたします。
そもそも間接経費とは?
間接経費とは、自社の製品やサービスの提供に直接的には関わらない経費のことを言います。
具体的には、業務を行ううえで必要なパソコン、コピー機などの事務機器、備品類、文房具、各種レンタル品、サプライ用品、建築物、昇降機、警備など幅広い商材・サービスなどが当てはまります。
※参考:弊社HPの取扱品目例から確認出来ます。一方、自社商品の製造や、サービスを提供するために直接関わるような経費を「直接経費」と言います。
間接経費のコスト削減を行うメリット
間接経費のコスト削減を行うメリットとして挙げられるのは、大きく2点です。
①利益向上へのインパクトが大きい
削減できた経費は全て利益になるため、利益アップに大きなインパクトを与えることができます。
直接経費と比較すると、間接経費は一品目あたりの金額が少ないことが多いです。
そのため削減してもそれほど利益にインパクトがない・・と思う方も多いと思います。
しかし1品目の金額は小さくとも、社内の間接経費をかき集めれば予想以上に大きな金額になるのです。
例えば、卸売業を営む弊社のお客様は、(間接経費分野)6品目の価格見直しを実施したところ2800万円の削減効果が得られました。
卸売企業の平均的な経常利益率が3.2%(引用:経済産業省HP)なので、卸売企業が2800万円分の利益出すためには8億7500万円の売上を上げる必要があります。
このことから、間接経費のコスト削減がいかに大きな利益を生むことになるかがよく分かりますね。
※HPに弊社お客様のコスト削減について簡易的な事例一覧を掲載しております。
自社にディーコープサービスが適しているのかの判断材料にお使いいただければ幸いです。>>DeeCorpホームページ 間接経費購買のコスト削減支援
②売上に影響を与えるリスクが少ない
「“間接経費”のコスト削減」ということがポイント!
先程もお話しましたが、会社のサービスや商品に直接関わる経費を直接経費と言い、直接経費を削減すると自社製品・サービスの品質低下に繋がるリスクが高いです。
更に、価格以外の条件が難しく、なかなか踏み込めない・・ということも多いでしょう。
しかし間接経費は売上に直接結びつく分野ではないため、売上に悪影響を及ぼすリスクが低いのです。
当然かかるものと考えていたコストの中にお金が眠っていると考えると、少しワクワクしますよね。