-
コラム
2019/01/08
【調整しないとコスト4倍?!】働き手が足りない時代の引っ越し方法
平成も残りわずかとなりましたが、新生活をはじめる方も多いのではないでしょうか。
新生活をはじめる上でお世話になることが多いのが引っ越し。
でもこの引っ越し、やり方によって総コストが倍以上変わってくるのをご存知でしょうか。
◆引っ越し作業をする人がいない
近年、人手不足が方々で叫ばれていますが、特に深刻なのが物流業界。
求職者に対し企業の求人がどれぐらいあるかを示す有効求人倍率は2倍を大幅に上回るなど、
トラックのドライバーを十分に確保することが出来ない状況が続いています。
しかもドライバーの4割は50歳以上が4割を占めており、
今後も多くの退職者が出ることを考えるとこの傾向はしばらく続くと思われます。
◆受給のバランスが引っ越し代を決める
こうした慢性的な人手不足をさらにひっ迫させるのが引っ越し時期の集中。
国土交通省によると、3月の引っ越し件数は通常月の2.5倍にもなるそうです。
ただでさえ人手が不足しているのに、
通常月の2.5倍もの依頼があれば普通の価格で対応できるはずもありません。
その結果、この時期のドライバーには割増の賃金を払って通常より多くの業務をしてもらうケースが発生します。
中には2カ月で150万円の給与を提示する会社もあるそうです。
そんな時期に依頼をしたら見積価格が上がるのも当然ですよね。
◆ピーク時期をズラせば価格は下がる
このよう慢性的人手不足の影響もあり、ハイシーズンの引っ越し代は天井知らず。
昨年は3月末の見積もりがオフシーズンの4倍を超えたケースもあるそうです。
逆に言えば、ピークを避けて引っ越しを手配すれば価格の交渉もしやすいのです。
◆狙い目なのはいつ?
一番引っ越しが集中するのは就職/進学や転勤が集中する3月から4月にかけての時期ですが、
学生が2学期に入る時期に備えて8月・9月の引っ越しも出来れば避けたいところ。
引っ越し時期はいつでも良いという方にオススメなのは、
1月・5月・6月・7月・11月・12月あたり。
また、土日よりは平日の方が割安になることが多く、
引っ越し開始時間も朝指定よりは夕方の方が価格交渉はしやすくなります。
◆将来を見据えたコストコントロールのために
そうは言っても、引っ越す時期を調達側だけでコントロールするのは難しいですよね。
しかし今後も人手不足は深刻になる一方と予想されています。
そうなると3月4月の引っ越しコストは今以上に割高になっていくかもしれません。
毎年毎年、会社としてこの割高なコストを出し続けることを考えれば、
主な異動発令時期を4月1日からズラせないかなど、
調達以外の部門との情報交換も重要になってくるかもしれませんね。
もちろん、複数の企業から相見積を取って、比較することも忘れないでくださいね。
問合せは以下のお問い合わせフォームより
間接材コスト削減のご支援詳細は以下のサービスページにて