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コラム
2020/07/18
<リバースオークション戦略> ITを活用して「コスト削減」とは?
IT活用でロングテールのコスト削減
品目のロングテールを自社でやるのは非効率
「非戦略購買」の領域は、専門部署やスタッフを設置して適正購買・コスト削減に取り組んでいる「戦略購買」の領域とは異なります。非戦略購買の領域はアイテム数が多く(品目のロングテール)、時間と手間をかけて対応することが必ずしもコスト削減につながらないからです。
ところがITを活用することで、ネックとなっている点を乗り越えることが可能になってきています。
私たちの会社では、非戦略購買の品目を「物品系」と業務委託などの「サービス系」に大きく分類し、合計493の対象品目に、ITを活用した購買支援サービスを展開しています。
会社の業務としてこのサービスを行ってきたことによりノウハウが蓄積・集約されました。またそのノウハウを、他の複数の会社(顧客)が行う同じ品目の購買に適用することができます。
つまり、複数の会社にサービスしているからこそ工数が見合い、経営が成り立っているのです。
これを1社単独で行うのはかなり困難であると思われます。言い換えれば、品目のロングテールを自社で組織的に行うのは、各品目に対する購買の件数を考えると、非効率になってしまう、ということです。
谷口健太郎 著 「リバースオークション戦略」東洋経済新報社 を要約
谷口健太郎 著書
「リバースオークション戦略」東洋経済新報社
「間接材購買戦略 〜会社のコストを利益に変える〜」東洋経済新報社この記事が「参考になった!」と思ったら、facebookまたはTwitterでぜひ
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