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コラム
2019/02/08
知っていると得をする、間接材のコスト削減効果は“削減のシナリオ設計”が大きく左右する
間接材購買を行う際、良い買い物をするための基礎知識を①物品関連②業務委託③制作(製作)物の3グループに分けてお話します。
①物品関連(特注を除く)
【仕様について】 ・必要最低限の条件に絞り込み、過剰スペックを排除する。 ・より多くの売り手企業から相見積を取得できるようにメーカー指定を外す。(メーカー固有条件をなるべく外す) 【数量について】 ・社内横断で仕様を極力統一して、ボリュームディスカウントを図る。
②業務委託(人)
【仕様について】 ・資格取得者や特殊技能を持っている高額人材を活用する場合、時間配分に注意する。 【タイミングについて】 ・人が確保できず高額となる繁忙期を避ける。 ・夜間や休日など高額になる日時を避ける。 【柔軟な対応】 仕様書を作る前に売り手企業に安価な見積書を出しやすい要件について相談してみる。 経費削減や限られた人材によるパフォーマンスを上げるべく以下のような観点から助言いただけるはずです。
・待機時間などが発生しないよう効率的なスケジュールを組む。 ・複数拠点での作業は、極力移動距離の少ない場所同士を組み合わせる。 ・経験値を高め作業効率を上げるため、同一拠点に同じ作業員を配置する。
③制作(製作)物
【数量について】 同一仕様のものを出来るだけ多く集める。 【仕様について】 ・妥協出来るものは止める。 【柔軟な対応】 売り手企業に安価な見積書を出しやすい要件について相談してみる。 目的・用途に合わせて、過剰品質になっているところは無いか、規格サイズ・素材・デザイン・形状・機能などの 観点から助言いただけるはすです。 【時 期】 ・繁忙期の依頼は避ける。 【納 期】 制作(製作)依頼は余裕を持って行う。 【納 品】 ・送料の削減と製作の効率化UPのため、納品箇所の集約や納品頻度を少なくする。 ・納品時間帯の時間指定を極力避ける。
間接材購買の際は以上のことに注意して購買のシナリオを考えてみてください。