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コラム
2021/08/01
気温を下げてモチベを上げるエコなやつ【天然クーラーは4℃涼しい?!】
夏になると猛烈な暑さに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか?
そんなお悩みを持つ方に読んでいただきたい、暑さを和らげる緑のお話です。
緑で夏が涼しくなる2つの理由
ある実験では建物を緑のカーテンで覆った場合、部屋の中心の気温が3.8℃も下がったそうです。
緑で涼しくなる理由の1つが、植物の持つ「蒸散」という働きです。
蒸散とは植物の中の水が気体の水蒸気となって出ていく現象で、植物は根から水を吸い上げ、茎を通って葉のうら側などにある「気孔」という小さな穴から水蒸気を出します。
この水分が蒸発するときに葉が持つ熱を奪ってくれます。もう1つの理由に化学反応があります。
アスファルトは日光のエネルギーを熱として吸収、もしくは反射してしまいますが、植物はそのエネルギーの一部を化学反応に使って成長します。
この分は植物の栄養になるので、熱にも照り返しの日差しにもならないのです。お気づきの方もいるかもしれませんが、この化学反応こそが「光合成」です。
打ち水よりも効果がある?
暑さを和らげる手法としては緑化以外に水をまく「打ち水」も有名です。
これも水の蒸発が熱を奪う効果を使ったものですが、暑い日はすぐに蒸発するので何度も水をまく必要があります。
しかし植物は土にたっぷり水をまいておけば、あとは植物自身がフルオートで水を吸い上げてくれます。
また濡れると黒っぽくなる建材も多いですが、黒は熱をいちばん吸収する色・・
つまり熱を溜め込むデメリットも発生します。
その点から考えても、緑のカーテンは暑さ対策に有効であることが言えるでしょう。
気温を下げる以外の効果も…
部屋やオフィスに観葉植物を置き、緑を取り入れると気分が良くなりますよね。
また工場や事務所などの敷地に樹木や植物を植え、従業員の癒しの場として提供している企業様もいらっしゃるのではないでしょうか。
植物が持つ癒しの効果は多様な実験でも指摘されており、認知力を向上させる効果も報告されています。
ストレスフリーな職場環境なら社員の定着率や業務効率も上がるかもしれませんね。
気になる管理コストは?
とはいえ管理をしないと植物は伸び放題になって格好が悪いし、外壁を越えて道路に飛び出してしまうことも・・。
雪の多い地域では雪囲いが必要な場合もあります。この管理を委託する場合、見積条件を伝える一番簡単な方法は実際に来てもらって樹木を確認してもらうことです。
作業前の樹木の状況と作業後の樹木の状況がわかる写真を提示すれば、作業イメージもつき易いかもしれません。
良い金額を出せる見積の依頼先に心当たりがない方は調達のプロにご相談するのも良い方法です。
サプライヤとの交渉も、勘所を抑えればコスト削減幅も大きくなります。
最適なサプライヤの情報も含め、植栽管理のコストが気になった際は以下までお気軽にお問い合わせ下さい。